旬な経済ネタブログ
キャッシュレス化の狙い
2019-11-25
今年10月、消費税が2%上がり、約2か月経過しました。
クレジットカードやスマホ決済でお買い物をすれば、中小店舗では、5%還元とあって
キャッシュレス化が急速に進んでいきそうです。
日本は、他の国と比べると、キャッシュレス化が遅れているそうで、2016年
時点での比率は、19.9%。
隣の韓国では、96%・中国では、65%なので、遅れているのは一目瞭然です。
そんな中、消費税増税に伴って、キャッシュレス化を推進していこうという
狙いで、ポイント還元という餌を使って、取り組んでいます。
お客様の中にも、クレジットカードを作りたいんだけど、どのカードを作ればよいか
聞いてこられた方もいらっしゃったり、周りでもPayPayに登録したりという方が
増えたなぁという印象です。
日本政府にとってもキャッシュレス化が進めば、お金の製造コストが大幅に削減できるし、
いろんなお店(特に中小店舗)がキャッシュレスで買い物ができるように設備を導入してくれると
インバウンドが観光で訪れやすくもなるのでメリットはたくさんあります。
ポイント還元は、来年6月までの期間限定ですが、それ以降もクレジットカード自体に
もともとのポイントが付くので、今回消費増税で2%値上がりしたことになりますが、
キャッシュレスでお買い物をすると1%はポイントが付くと仮定すれば、実質1%の
値上げに抑えられるので、私たちにとってもメリットが大きいのではないかと思います。
しかし、残念ながらメリットだけではなさそうです。
本日の日経新聞で気になる記事を発見しました。
「メンタルアカウンティング」という言葉です。
人は、現金以外で支払う場合、料金が多少高くても時間を優先する傾向があるそうで、
それを行動経済学では、メンタルアカウンティングと呼ぶそうです。
マサチューセッツ工科大学の実証実験では、プロバスケットボールチームの
試合チケットをオークションで買う際、クレジットカード払いの人は現金払いの
人の2倍の入札額を提示し、支払方法で支出額が異なったそうです。
確かに言われてみれば、ガソリン代を払うとき、クレジットカードだから
1回の給油に5,000円~6,000円かかっても何とも思わずに満タンにするけど
これ、財布の中から現金で払うなら、3,000円だけ入れとこかってなるもんな。
そう考えると、人は無駄遣いしている意識はないけど、結果無駄遣いだったと
キャッシュレスにすることで気が付く場面がちらほら出てくるかもしれません。
無意識な分、たち悪い気がする。
「節約」って考えると、こまめに電源切ったり、こまめに蛇口ひねったり、
ちまちましたことを根気強くしないといけないけど、時代に逆行して現金主義を
貫くことが一番の節約かもしれません。
キャッシュレス初心者の方は、要注意です。

